人気福利厚生ランキング|性別・年代別おすすめサービスと事例紹介

従業員や求職者にとって福利厚生が充実していることは会社を評価する重要な指標です。

福利厚生を選定する上で大切なことは、巷で人気があるという理由“だけ”で選んでしまうと、失敗してしまうことがあるという点です。

本記事では、従業員に人気の福利厚生ランキングやおすすめのサービスが分かるを知るだけでなく、福利厚生を選定する際のポイントも紹介します。ぜひ自社の従業員に必要とされる福利厚生サービスの導入にお役立てください。

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目次

2000人が選んだ人気福利厚生ランキング

RIZAPは2022年に日本国内22歳〜70歳の男女2,000人を対象に、従業員にとってどのような福利厚生の需要が高いのか調査しました。

「人事制度・福利厚生サービスの項目について、必要だと思う項目」を尋ねたこの調査では以下のようなランキングとなりました。

福利厚生サービスランキング

    (参照)RIZAP福利厚生とヘルスケア調査レポート2022より

    1. 休暇制度(61.9%)
    2. 健康管理(51.1%)
    3. 財産形成(39.2%)
    4. 食事(34.3%)
    5. 住宅(34.3%)
    6. 働き方(33.1%)
    7. 両立支援(29.7%)
    8. 慶弔・災害(27.4%)
    9. 生活支援(26.9%)
    10. 自己啓発(15.3%)
    11. 余暇活動(10.5%)
    12. 高齢者(4.9%)

    この結果から、従業員からのニーズが高い人気の福利厚生制度を紹介していきます。

    1位: 休暇制度(61.9%)

    育児休暇、介護休暇、病気休暇、リフレッシュ休暇など、従業員が各自の事情に応じて休暇を取れるようにする制度です。

    十分に休暇が取れる職場環境は、従業員が心身ともに元気な状態で働くために欠かせません。休暇によって従業員はプライベートな時間を充実して過ごせるようになり、仕事ではやる気やモチベーションがアップするという好循環が生まれます。その結果、従業員満足度や企業全体の生産性向上が期待できます。有給休暇は法律で企業に義務付けられている休暇のため、それ以外の休暇を福利厚生として用意しましょう。

    多くの従業員が望む福利厚生として休暇制度が1位になるということは、裏を返せば休暇が取りにくい職場が多いことを反映しているのかもしれません。休暇制度が充実した企業となることは、他の企業とは差をつけられるポイントにもなるでしょう。

    休暇制度の例として挙げられるのは、以下のようなものです。

    • 病気休暇
    • 慶弔休暇
    • 法定日数よりも多い有給休暇
    • リフレッシュ休暇
    • ボランティア休暇
    • 年末年始や夏季の特別休暇
    • アニバーサリー休暇 など

    2位: 健康管理(51.1%)

    法定外の健康診断や人間ドックの費用補助、スポーツ施設の利用支援など、健康増進を目的とした制度です。健康増進は本人だけでなく、企業にも多くのメリットがあることから、昨今は「健康経営」という概念が注目を集めています。

    健康管理は従業員からのニーズが高い福利厚生です。従業員満足度の向上が福利厚生導入の目的なら、健康管理を自社の制度に盛り込むことが欠かせません。従業員の健康管理を行い、健康状態を良好に保つことは生産性の向上というメリットにもつながります。

    日本経済団体連合会「2019年度福利厚生費調査結果の概要」を見ても、健康・医療関連費の占める割合が多く、健康管理に力を入れている企業が多いことがうかがえます。

    忙しい日々の中、企業が積極的に利用を後押しする福利厚生の中に本当の意味で使いやすい健康管理分野の福利厚生があることで、従業員にとっても自分自身の健康が大切にされていると感じることにもつながります。また利用が増加することで従業員自身の健康増進も可能となります健康増進の先には、生産性向上やエンゲージメント向上など企業にとってのメリットは計り知れません。

    健康管理の例として挙げられるのは、以下のようなものです。

    • 人間ドックの費用補助
    • 健康管理室の設置
    • スポーツジムや運動施設の無料または割引での利用 
    • カウンセリング費用補助
    • 定期的なストレスチェック
    • 社内にトレーニングルームを設置
    • ウェアラブル端末の配布 など

    スポーツジムの利用補助

    昨今はテレワーク推進の影響もあり、通勤が減ったことにより、運動不足になりがちといった人も多く見られます。

    運動不足の解消のためにジムに通う従業員は積極的な一部の社員にとどまることが多いですが、福利厚生としてスポーツジムにお得に通える環境整備を行うことで、一人でも多くの従業員がスポーツジムに通うことを後押しすることにつながります

    昨今、プールや筋肉トレーニング器具、スタジオなどを兼ね備えた一般的な大型ジムだけでなく、コンパクトな面積で24時間気軽に通えるジムも増えています。会社の近くや家の近くにコンビニ感覚で通える手軽さから急速に会員数が伸びていることから、会社の福利厚生として従業員におススメする企業も増えています。

    オフィスにジム設置

    福利厚生として、オフィスの一角にワークアウト効果の高いマシンを設置するなどジムスペースを設け、職場環境でいつでも健康増進ができる取り組みです。運動できる環境の構築により、従業員が仕事の空き時間や休日などちょっとした時間にジムを利用できるため、従業員の健康増進が期待できます。

    運動するだけでなく、ストレッチを行えるスペースを設けたり、ヨガを実施するなど幅広い取組みを行うことで多くの従業員の興味関心を得ることが期待できます。

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    3位: 財産形成(39.2%)

    財形貯蓄や各種年金制度。生命保険の団体加入などの制度です。少子高齢化や年金問題の深刻化が進む中、老後の資産形成などに関心を持つ人が現在増えています。

    財産形成のサポートは従業員の生活を安定させる一助となり、ひいては労働生産性の向上が期待できます。

    • 財形貯蓄制度
    • 社内預金制度
    • 持ち株制度
    • 確定拠出年金制度 
    • 企業型確定拠出年金(DC)
    • 退職金共済
    • 株式累積投資制度(るいとう) など

    4位: 食事関連(34.3%)

    社内食堂やカフェの設置など、食事補助を行う制度です。「食費を抑えたい」「食生活を改善したい」「昼休みの時間を効率的に使いたい」など数多くのニーズを満たすことで、定着率向上を図れます。

    食事に関する補助は、大抵の人が恩恵にあずかれるものであり、また食費の軽減や健康維持などにもつながるため、求職者からも従業員からも好まれやすい福利厚生です。食事補助に関する制度には、下記のようなものがあります。

    • 社員食堂の設置
    • 総菜やご飯が安価で買える自動販売機の設置
    • 朝食・昼食・夕食の現金補助、食事券の配布
    • 社食サービスや置き型社食の導入 
    • お弁当(食事)配送サービス
    • オフィスコンビニサービス
    • 朝食の無料提供 など

    社食サービスの導入

    場所やコストはかかりますが、社員の食生活に直結する有効な福利厚生が「社食サービスの導入」です。昼食は社食で食べる従業員も多いので、一日に一度でも野菜を豊富に使った栄養バランスのよい食事を提供することは、従業員の健康維持に有益です。

    コストやスペースの問題で社食の導入が難しい企業には、お弁当や給食の「配達サービス」や、冷蔵庫にあるメニューをいつでもレンジで解凍して食べられる「設置型サービス」という選択肢もあります。企業の規模やニーズに応じて選ぶのがおすすめです。

    専門家による指導

    栄養バランスが整った食事が大事だと分かっていても、自分で改善のためのプランを立て、持続的に実行するのはなかなか難しいです。食生活を効果的に改善していくには、専門家のアドバイスも必要です。
    健康経営を実施する企業の中には、食の専門科に相談できる窓口を設けているところもあります。地域の保健センターを利用したり、外部の相談サービスを導入したり、健康相談ができるチャットツールを活用するなど、相談の方法はさまざまです。
    相談窓口を設けると、従業員が抱える食生活の課題を企業が把握しやすくなるメリットがあります。栄養相談の内容をもとに宅配サービスを導入し、生活習慣病の高リスク者の割合を下げられたという企業事例もあります。働き方などを踏まえて自分の状況に応じたアドバイスを貰うことにより、食生活の見直しを計りましょう。

    同率4位: 住宅関連(34.3%)

    家賃補助や、社宅や寮の整備などを行う制度です。住宅費は生活費の中でも出費の大きな固定費なので、多くの従業員にとって非常に実益のある支援になります。

    求職者が就職先を選ぶ際にもこれらの補助は重視するポイントのひとつとなるため、採用強化を目的としている場合には軽視できません。住宅関連の補助に関する制度としては、下記のようなものがあります。

    • 家賃補助
    • 住宅手当
    • 住宅ローン補助
    • 社員寮や社宅の提供
    • 社員寮、社宅
    • 引っ越し費用の補助
    • 地域手当、勤務地手当 など

    6位: 働き方(33.1%)

    フレックスタイム制やテレワークの導入など、柔軟な働き方を促進する制度です。コロナ禍以降、テレワークは社会的に需要の高い働き方になっているので、若い層を中心に従業員満足度の向上や雇用の増加などが見込めます。

    勤務時間や勤務場所に関する自由度が高く、多様な働き方ができる職場を実現できれば、より多くの従業員に働く機会を与えられます。たとえば育児や介護で出社やフルタイム勤務が困難な従業員に、キャリアを途絶えさせずに働いてもらえば、優秀な人材の離職を回避できます。

    多様な働き方への対応例とて挙げられるのは、以下のような制度です。

    • テレワーク制度
    • フレックスタイム制度
    • 定時退社を推進する制度
    • 時短勤務制度 
    • 中抜け制度 
    • 時差出勤制度
    • 有給休暇を30分単位で取得可能 など

    7位: 両立支援(29.7%)

    時短勤務や保育所の設置など、仕事と私生活の両立を支援する制度です。

    育児・介護・治療などを理由に退職を希望している従業員がいても、企業が仕事との両立を支援できれば、退職せずに働き続けられる可能性があります。これまで企業の戦力として貢献してくれた従業員の力を今後も借り、生産性の向上を目指すのが両立支援です。両立支援によって従業員が安心して働き続けられる環境を整備することで、生産性の向上につながります。

    両立支援には、下記のようなものがあります。

    • テレワーク制度
    • 時短勤務制度
    • 託児・保育施設の設置
    • ベビーシッター費用の補助
    • 両立支援コーディネーターの設置
    • 法定よりも手厚い育児休暇
    • 法定よりも手厚い介護休暇など

    8位: 慶弔・災害(27.4%)

    従業員の慶事や不幸などに対してお祝い金(お見舞金)などを支給する制度です。従業員の私的な事情にも寄り添う姿勢を見せることで、従業員満足度の向上が見込めます。こうしたイベントは普段より出費も大きくなるので、経済的観点からも従業員にとって恩恵の大きな制度です。

    慶弔・災害支援には、下記のようなものがあります。

    • 結婚祝い金
    • 従業員の子どもの入学祝い金
    • 遺族年金
    • 従業員や家族の死亡弔慰金
    • 災害見舞金 
    • 出産祝い金
    • 傷病見舞金 など

    9位: 生活支援(26.9%)

    日常的に使用する飲食店やホテルの宿泊補助、娯楽施設などの優待特典を受けられる制度です。従業員の私生活を充実させたり、自社に務めていることで得られるロイヤルティを従業員へ実感して貰うなどの効果があります。従業員の費用負担を減らし、従業員満足度の向上に効果も期待できます。

    • 被服費の補助
    • ショッピング費用の補助
    • 保険サービスの提供 
    • レジャー施設費用の補助
    • 旅行支援
    • 家事代行、ハウスクリーニング代の補助
    • レンタカー、車購入の補助 など

    10位: 自己啓発(15.3%)

    資格の取得支援や通信教育の支援など、従業員の学習やキャリアアップなどを支援する制度です。こうした学習によって知識や能力を高めることは、従業員個人だけでなく、企業にとっても生産性向上などのメリットを与えます。

    自己啓発関連の制度としては、下記のようなものがあります。

    • eラーニングや通信教育費用の補助
    • 語学やデジタル技術を身につけられるレッスンの開催
    • 海外研修制度
    • 資格取得の費用補助
    • 合格報奨金
    • 資格取得者の給与に資格手当を付与
    • 研修プログラム など

    11位: 余暇活動(10.5%)

    保養施設の設置や社員旅行の実施、懇親会・サークル活動の補助などを行う制度です。休日に従業員をリフレッシュさせたり、従業員同士の人間関係を醸成させたりする上で役立ちます。その他、従業員のコミュニケーション活性化やストレス解消につながるというメリットがあります。

    余暇活動関連の制度としては、下記のようなものがあります。

    • 飲み会代補助
    • 運動会の開催
    • 社員旅行
    • サークル活動補助
    • 保養施設 
    • フリードリンク制度
    • 親睦会 など

    12位: 高齢者(4.9%)

    高齢者のカテゴリーとは、高齢者が敬愛され生きがいをもって健康で安心した生活を送ることができるための福利厚生です。豊富な知識と経験を有している優秀な人材が、安心して長く働くためには定年退職後を見越した福利厚生が重要です。

    定年延長、生涯現役社会の実現に向けて、今後ますますシニア層の転職市場も活発になっていくことでしょう。

    高齢者カテゴリーの例として挙げられるのは、以下のようなものです。

    • 退職前準備教育(セミナーなど)
    • 定年退職後の医療保障
    • 定年退職後の保養施設、レクリエーション施設
    • OB会等定年退職後の親睦活動 など

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    人気の福利厚生を選ぶことの落とし穴とは

    巷で人気の福利厚生を導入することで、福利厚生サービスの充実を図りたいと考える担当者の方もいるのではないでしょうか。しかし、ここで注意しておきたいのは人気の福利厚生が必ず自社の従業員にも喜ばれるというわけではないことです。

    新たな福利厚生を導入する際に、“人気の福利厚生”という軸以外にも押さえておきたいポイントがあります。自社の従業員の利用率や満足度の高いサービスを選ぶために、以下で述べる点には注意しましょう。

    福利厚生の目的が不明確

    福利厚生の目的をはっきりと示さずにピックアップすると、必要でないものを選んでしまったり、後々プランを追加しなければならなくなったりと、手間も費用も余計にかかってしまう恐れがあります。例えば、採用強化や従業員満足度の向上、生産性の向上など「何のために導入するのか」という点をはっきりさせましょう。

    目的を明確にすると、必要な予算内で満足できるサービスを導入できます。

    従業員のニーズの確認が不十分

    福利厚生にはさまざまなプランやサービスがあり、他社の導入事例を見ていると、良さそうなものが数多く見つかるでしょう。しかし、従業員のニーズは企業によってそれぞれです。そのため、他企業で喜ばれたものが必ずしも自社で歓迎されるとは限りません。

    実際に働く従業員の声を聞くことで、「自社に必要なものは何か」を見極めることができます。

    導入後の定期的な見直し

    サービス導入後も、従業員のライフスタイルや価値観は移り変わります。そのため、定期的に今のニーズにマッチしているかをチェックし、必要に応じてプランを見直しましょう。

    特に注意すべきは、サービスの利用率です。数値が高いことは、満足のいくサービスが提供できていることを意味するため、問題ないでしょう。しかし、低い場合は再度ヒアリングを行うなどしてニーズをブラッシュアップすることが重要です。

    より良い制度にするための改善策を講じ続けることで、従業員の満足度の向上を図れます。

    男女別おすすめ福利厚生

    福利厚生は、それぞれのライフスタイルやニーズによって求めるものが違います。とはいえ、従業員の属性によって導入することで「喜ばれやすい・興味を持ちやすい」福利厚生サービスがあります。

    ここでは「性別」という軸で、男性・女性におすすめの福利厚生を紹介します。

    男性におすすめの福利厚生

    男性はひとつのことに集中することを得意とする人が多いイメージを持つ人もいるのではないでしょうか。男性と女性では脳梁という部分に違いがあり、このような特徴があるそうです。

    好きなことや物に没頭できる福利厚生を整備することで、男性の従業員満足度の向上につながるかもしれません。

    推し活休暇・趣味のための休暇

    推し活休暇とは、好きなアーティストなどのコンサートやイベントに参加するための活動をする休暇制度です。このような休暇制度を設けることで、従業員のワークライフバランスの充実を支援することができます。

    自分磨きのための福利厚生

    自分磨きのための福利厚生は男女問わず人気ですが、最近では男性をターゲットにした脱毛やエステなどのサービスも増えてきており、男性の身だしなみへの関心が高まっています。自分磨きのための福利厚生では、美容費手当の支給や、スポーツジムの法人利用などがおすすめです。

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    女性におすすめの福利厚生

    女性は結婚や出産・育児などのライフイベントによってキャリア継続が難しくなり、退職してしまうケースもあるでしょう。

    スキルを身に着けた女性従業員の事情や気持ちに寄り添った制度を導入することで離職を防止することが期待できます。また女性が安心して働ける職場は、女性従業員の採用において大きな強みとなるでしょう。

    女性のための特別休暇

    女性特有の体調不良時に休みが取れる制度をつくることは、女性社員が無理せず働ける職場づくりに役立ちます。特に女性から支持されているのが有給扱いの「生理休暇」です。生理休暇は労働基準法で定められている法定休日ですが、有給・無給の扱いは法律で決められていないため、企業によっては無給の場合もあります。

    しかし、生理休暇を有給扱いしたり、月経前症候群でも生理休暇を取得できるようにしたりすれば、女性が快適に働ける環境を整備できます。ほかにも「不妊治療休暇」など、女性従業員の体調を考慮した休暇制度が人気です。

    感謝や気持ちを共有できる福利厚生

    女性は共感力が高いため、感謝や気持ちを共有できる福利厚生の導入がおすすめです。

    たとえば、従業員の誕生日にプレゼントが贈られる福利厚生や、サンクスカード・コミュニケーションツールの活用などが考えられます。日々の感謝や称賛を送りあうことで、女性従業員のモチベーションの向上や社内コミュニケーションの活性化につながるでしょう。

     

    年代別おすすめ福利厚生

    それぞれのライフステージで求められる福利厚生に違いがあります。ここでは、従業員の年代別でおすすめの福利厚生を紹介します。

    20代におすすめの福利厚生

    株式会社マイナビが行った新卒者3,895名へのアンケートでは、勤務地・仕事内容・給料などの情報と比べて福利厚生は6.4%の新卒者が「勤務地・仕事内容・給料よりも関心がある」、63.4%の新卒者が「同程度関心がある」と回答していることからも若い世代が福利厚生に高い関心を持っていることが分かります。

    福利厚生の重要度

    福利厚生の重要度

    参考:「マイナビ 2024年卒大学生 活動実態調査(4月)」を発表 – 株式会社マイナビ (mynavi.jp)

    これから企業を牽引していく存在となる20代の従業員の満足度を向上させるには、興味・関心を持っていることへの補助や、社会人としての成長を促す支援がおすすめです。

    食事に関する支援

    消費者庁が発表した「令和4年版消費者白書 」によると、「現在意識的にお金をかけているもの」という質問に20代の50%が「食べること」と回答しています。

    食事に関する支援は、特に20代の従業員満足度を向上させることができるでしょう。食事に関する福利厚生には、健康的な食事を提供する食堂や、レストランチケットの提供などがあります。

    参考:第1部 第2章 第2節 (1)若者の消費行動 | 消費者庁 (caa.go.jp)

    自動車に関する福利厚生

    近年、若者の車離れが進んでいると言われています。トヨタ自動車のクルマサブスクリプションを行う株式会社KINTOが実施した「令和5年版 Z世代のクルマに対する意識調査」では、Z世代(18~25歳)の車の需要は依然としてあるものの、コストや維持方法などを理由に車を所有していないという結果がでています。

    人気の福利厚生サービス

    出典:株式会社KINTO https://kinto-jp.com/

    自動車に関する福利厚生には、社用車の貸出やレンタカー・カーシェアリングなどが考えられます。業務中の移動はもちろんのこと、休日に車で出かけることで気持ちをリフレッシュでき、ワークライフバランスも支援できます。

    自己啓発・資格取得支援

    自己啓発セミナーの受講や、資格取得支援も20代の従業員におすすめの福利厚生です。企業がこういった機会を設けることで、従業員のモチベーションと知識・スキルの向上が期待できます。スキルを持った従業員が増えることで職場全体の生産性の向上が見込め、業績にも好影響を与えるでしょう。

    30代におすすめの福利厚生

    結婚や出産、マイホームの購入など人生のターニングポイントを迎えることが多い30代には仕事と家庭の両立支援がおすすめの福利厚生です。

    出産・育児支援

    仕事と育児の両立の難しさから離職をしてしまうケースは特に女性従業員に起こりやすいです。出産から育児中の従業員の支援をすることで、両立の不安を軽減し従業員の愛社精神を高めることができるでしょう。出産・育児支援の例としては、出産祝い金や未就学児の保育料の補助などが考えられます。また制度の認知度と利用率を高めるために、出産・育児に関する自治体や自社の福利厚生などの情報をまとめた自社専用のサイトの運用も従業員に喜ばれます。

    男性の育児休暇奨励

    子育てには男性の協力が必要不可欠であり、30代の従業員に人気の福利厚生です。男性の育児休暇は法律によって定められており、子どもが1歳の誕生日を迎えるまで取得可能な「育児休業制度」と、子どもの出生後8週間以内で最大4週間取得可能な「出生時育児休業(産後パパ育休)」があります。

    しかし、せっかく男性の育児休暇があっても取得率が低くては意味がありません。実際、厚生労働省が発表した「令和5年度 男性の育児休業等取得率の公表状況調査(速報値)」によると、男性の育児休暇取得率は46.2%と低いことがわかります。企業は男性の育児に関する福利厚生を充実させるとともに、男性が育児休暇を取りやすい環境づくりをあわせて行うことが必要です。

    参考:厚生労働省「令和5年度 男性の育児休業等取得率の公表状況調査(速報値)

    住宅に関する福利厚生

    住宅に関わるコストは従業員にとって大きな負担です。住宅に関する福利厚生はどの世代の従業員からも人気のある福利厚生ですが、特に子供を育てながらマイホームを検討することの多い30代の従業員が多い企業にはおすすめです。住宅に関する福利厚生には、住宅手当のみならず、不動産の仲介手数料の補助や引越し費用手当、新築祝い金など多岐に亘ります。従業員の暮らしに合った福利厚生を整備することで、従業員満足度の向上につながります。

    40代におすすめの福利厚生

    40代は子育て世代が多く、家族で利用できる福利厚生が人気です。また20代・30代よりも自分のために使えるお金が減り、将来に備えた資産運用についても考える世代です。従業員とその家族の将来を考えた福利厚生が40代の従業員におすすめです。

    旅行・レジャー関連の優待

    RIZAPが行った調査では、旅行やレジャーに関する福利厚生は特に従業員の利用頻度が高いことが分かりました。

    福利厚生サービス ランキング

    (参照)RIZAP福利厚生とヘルスケア調査レポート2022より

    旅行やレジャーの金銭的な負担は家族が増えると大きくなるため、これらの優待があることで子育て世代の40代の従業員には特に恩恵があるでしょう。また、金銭的な負担を軽減するだけでなく、仕事とプライベートのメリハリがつき従業員のワークライフバランスの支援も可能です。

    財産形成に関する福利厚生

    厚生労働省が発表した「令和4年 国民生活基礎調査の概況」によると、世帯主が40代の1世帯あたりの平均借入金額は970 万 4 千円となっており、貯蓄と同じくらい借入をしていることが分かります。また、前年と比較して貯蓄が減ったと回答した世帯も3割いました。

    また最近では物価の高騰により、以前よりも経済的な不安を抱える人も増えています。前述のように、確定拠出年金制度や退職金共済など将来に備えた財産形成を企業が支援することで、従業員が安心して働ける土台を作ることができます。

    参考:厚生労働省 令和4年 国民生活基礎調査の概況

    健康維持・増進に関わる福利厚生

    人生100年時代と言われる現代では、いかに健康寿命を延ばすかが重要となります。

    40代からは、生活習慣病予防のための特定健診の対象になります。生活習慣病につながる恐れのあるメタボリックシンドロームは、40代以上の男女で増えるとされているためです。

    この検診の結果、生活習慣病の発症リスクが高く生活習慣の改善によって生活習慣病を予防する効果が期待できると判断された場合には、専門的な知識を持つスタッフによる生活習慣の見直しサポートである特定保健指導が実施されます。

    特定保健指導の対象となる前に、従業員の健康維持・増進のための福利厚生を導入することがおすすめです。たとえば、ジムの法人契約や健康意識を向上させるためのウェルネスプログラムを実施したりなどが考えられます。

    関連記事:ウェルネスプログラムとは?他の健康施策との違い、企業事例|RIZAP 健康経営コラム​

    おすすめ福利厚生サービス16選

    現在、世の中にはありとあらゆる福利厚生サービスが存在しています。自社の目的・課題に合った福利厚生サービスを検討するための参考にしてみてください。

    1. chocoZAPステーション

    チョコザップ 福利厚生

    chocoZAPステーションは特に健康増進に力を入れたい企業におすすめの福利厚生代行サービスです。chocoZAPステーションはchocoZAPをはじめ、RIZAP関連の8ブランド(RIZAP ENGLISHやRIZAP GOLFなど)を特典的にご利用いただくことができます。入会人数に応じて料金がお得になる人数割プランでは月額1,100円〜2,700円(従業員1人あたり)から利用可能です。

    • chocoZAPだけでなく、RIZAPブランドもお得に利用可能
    • 各種トレーニングマシンだけでなくセルフエステやセルフ脱毛などのサービス利用可能
    • 体組成計やヘルスウォッチでアプリ連携し体や運動の状況を可視化
    • 人数割プランでは、chocoZAPに通いたいすべての従業員が無料で利用可能
    • 店舗数1,700店舗以上(2024年8月10月時点)

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    ※サービスおよび関連設備は店舗により異なり、取扱いのない店舗もございます。詳しくは店舗ページでご確認ください。 ※サービスは予告なく変更となる場合がございます。 ※カラオケ・ピラティス・洗濯・乾燥機・ゴルフ・ワークスペース・ドリンクバーは一部店舗限定のサービスです。 ※トレーニングマシン・ピラティス・ワークスペース・デスクバイク・ドリンクバー以外のご利用にはアプリからのご予約が必要です。 ※1枠20分〜(各サービスの中から最大4枠/1日)ご予約可能です。メンテナンス時間によりご利用いただけない時間帯がございます。

    2. 福利厚生倶楽部

    福利厚生 おすすめサービス

    引用元:株式会社リロクラブ 福利厚生倶楽部

    福利厚生倶楽部は、“中小企業にも大企業並みの福利厚生を”をモットーに株式会社リロクラブが運営する福利厚生アウトソーシングサービスで、地域密着型の安価なサービスが特長です。ワークライフバランスの支援、自己啓発の支援、健康増進の支援など、多彩なサービス内容がそろっています。月額料金は従業員1人当たり最低800円から利用できます。

    • 契約社数18,200で業界シェアNo.1
    • 契約社の73.5%が従業員数100名未満の中小企業
    • 全国の事業拠点で、各地域に密着した豊富な福利厚生サービスを提供
    • 提供サービス約10万種類
    • 7言語に対応

    ※ ㈱労務研究所発行「旬刊福利厚生」 2022.06月下旬号掲載データより株式会社リロクラブにて算出

    参照元:株式会社リロクラブ 福利厚生倶楽部

    3. ベネフィット・ステーション

    福利厚生 おすすめサービス

    引用元:株式会社ベネフィット・ワン

    ベネフィット・ステーションは株式会社ベネフィット・ワンが運営する、各種施設の優待や健康増進、自己啓発など多彩なサービスが強みの福利厚生代行サービスです。導入時の相談サポートなども充実しており、カフェテリアプラン形式で利用できます。従業員1人当たり月額1,000円の得々プランと月額1,200円の学得プランがあります。

    • 法人会員1,548万人で会員数No.1(2022年4月時点)
    • 約140万件以上のグルメやレジャーだけでなくeラーニングや介護など幅広いメニュー
    • 導入企業16,103社(2022年4月時点)
    • 全国47都道府県で利用可能
    • 担当者様向けに各種フォローアップセミナーなど万全のサポート体制を用意

    参照元:株式会社ベネフィット・ワン

    4. ライフサポート倶楽部

    引用元:リソルライフサポート株式会社

    ライフサポート倶楽部はリソルライフサポート株式会社が運営する、安価で多彩なサービスを利用したい企業におすすめの福利厚生代行サービスです。余暇支援や健康増進をはじめ、育児や介護、教育などさまざまなサービスを提供しています。月額料金は従業員数100人以上の場合は最低350円からと非常に安価ですが、100人未満の企業の場合は年会費2万円の5年契約になります。

    • 契約社数2,000社以上
    • 宿泊施設5,000施設以上、生活メニュー2,000種類以上の全てのメニューがご優待で利用可能
    • 全国に広がるリソルグループの直営施設を優待価格で利用可能
    • 少ない手間とコストで福利厚生制度を充実させることが可能となる総合的なパッケージサービス
    • 地域や世代の格差はなく、多様化するニーズに応えられる充実のラインナップ

    参照元:リソルライフサポート株式会社 ライフサポート倶楽部とは

    5. WELBOX

    福利厚生 おすすめサービス

    引用元:株式会社イーウェル

    WELBOXは、株式会社イーウェルが提供するパッケージ型福利厚生アウトソーシングサービスです。高齢者支援、介護支援、女性支援などに力を入れており、ユーザー企業は多彩なサービスを受けることが可能です。料金については現在一般公開されていないので、個別にお問い合わせください。

    • 予算に応じて補強するサービスや施設、期間、回数などもカスタマイズ可能
    • 20代~60代まで、ライフステージに応じた幅広いメニューが利用可能
    • 多彩な告知媒体(冊子やWeb、メールマガジン等)で情報がしっかり届く
    • 業界最長の受付時間のセンター、利用率を向上させるプログラム等安心の運用体制
    • 便利で使いやすいスマートフォン向けアプリがある

    参照元:株式会社イーウェル WELBOXサービス紹介

     

    6. オフィスおかん

    福利厚生 食事

    引用:オフィスおかん

    株式会社OKANが運営するオフィスおかんは、管理栄養士が監修した1品100円の健康的なお惣菜をオフィスに冷蔵庫を設置する「置き型社食」として提供するサービスです。肉や魚のメインメニューから副菜メニューまで毎月20種類を揃えています。

    • 置き型社食3年連続シェアNo.1
    • 3名規模から1000名超まで幅広い業界・業種の企業が導入
    • 「仕送り便」で自宅配送も可能なためテレワークでも利用可能
    • 日本全国(離島エリアを除く)対応
    • 1か月以上の賞味期限

    ※ 矢野経済研究所「人事・総務関連業務のアウトソーシングビジネス調査レポート2020~2022

    参照元:オフィスおかん

    7. OFFICE DE YASAI(オフィスでやさい/オフィスでごはん)

    福利厚生 食事

    引用元:OFFICE DE YASAI

    株式会社KOMPEITOが運営するOFFICE DE YASAIは、野菜を中心とした健康的な食を届けるサービス「オフィスでやさい」と管理栄養士が監修した無添加や国産食材にこだわったお惣菜を届けるサービス「オフィスでごはん」の2つのプランがあります。

    • 10~1000名規模まで幅広い業界、規模に合わせて利用可能
    • サービス開始から5年で 5,500拠点以上の導入実績
    • サービス継続率は98.4%
    • 従業員は1つ100円~手軽に購入可能
    • 冷蔵庫を設置するだけで低コストですぐにスタート可能

    参照元:OFFICE DE YASAI

    8. オフィスグリコ

    福利厚生 食事

    引用元:オフィスグリコ

    グリコチャネルクリエイト株式会社が運営するオフィスグリコは、オフィスに専用のボックスや冷凍冷蔵庫を設置し、従業員が好みの菓子類を購入できる置き菓子サービスです。

    • 数名規模から1000名超まで幅広い企業が導入
    • スペースや用途に合わせて設置機材を選択可能
    • 設置費用、ランニングコスト0円
    • 沖縄・離島を除く全国で利用可能
    • 災害時の非常食として代用可能

    参照元:オフィスグリコ

    9. チケットレストラン

    福利厚生 食事

    引用元:チケットレストラン

    株式会社エデンレッドジャパンが運営するチケットレストランは、全国250,000店以上の飲食店やコンビニで利用できる福利厚生の食事補助サービスです。

    • 導入実績2000社以上、利用人数15万人以上
    • 全国250,000店以上の飲食店やコンビニで利用可能
    • 全社員に食事補助、誰もが平等に利用可能
    • 職種や地域問わず平等に利用可能
    • 1人から導入OK

    参照元:チケットレストラン

    10. Unipos(ユニポス)

    福利厚生 人気サービス

    引用元:Unipos

    UniposはUnipos株式会社が運営するサービスで、仲間や同僚を表す「peer」と報酬を表す「bonus」を組み合わせた言葉であるピアボーナス®を従業員が互いに報酬(ボーナス)として送りあうことができる仕組みを提供しています。感謝と称賛のポジティブな体験や感情報酬が組織の心理的安全性を高め、強い組織をつくるとしています。

    • 企業の規模に関わらず経営課題の改善実績あり
    • Microsoft Teams、Slack、ChatWorkやFacebook Workplaceなど各種ツールと連携可
    • 370社が利用中(2023年3月時点)
    • メンバー間・部署間のコミュニケーション増加
    • 高度なセキュリティ環境を実現

    参照元:Unipos

    11. RECOG(レコグ)

    福利厚生 人気サービス

    引用元:RECOG

    RECOGは株式会社シンクスマイルが運営するサービスで、メンバー同士の 「感謝」「称賛」をつうじてコミュニケーションが活性化するアプリです。

    • 1500社以上が利用(前身となるOEMサービスより累計)
    • Microsoft Teams、Slack、ChatWorkやSmartHRなど、各種ツールと連携可
    • 「レター」を月10通以上贈ると、世界中の子どもたちに給食1食分相当が寄付
    • 万全のセキュリティ
    • 従業員数5名~8000名でも対応

    参照元:RECOG

    12.THANKS GIFT(サンクスギフト)

    人気の福利厚生サービス

    引用元:THANKS GIFT

    THANKS GIFTは株式会社Take Actionが運営するサービスで、「感謝」をきっかけにコミュニケーションを促進し、日々貢献を称讃し合うWEB/アプリサービスとなっています。THANKS GIFT上で「社内通貨」や「ポイント」を貯めることができ、企業独自の福利厚生や社内制度を構築することができます。社内通貨/ポイントを貯める方法は「普段のコミュニケーションで貯める」「インセンティブとして支給する」2通りの方法があります。

    • 650社以上のエンゲージメントクラウド導入支援
    • 顧客満足度No.1
    • 掲示板・社内報の機能や、チャット機能、翻訳・多言語対応
    • 貯めた社内通貨・ポイントは、Amazonギフト券やSDGs Action、incentive・pointなどと連携可
    •  Microsoft Teams、Slack、ChatWork、LINE WORKSと連携化

    ※エンゲージメントプラットフォーム「THANKS GIFT」がアイティクラウド株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長 兼 CEO:黒野源太、以下「アイティクラウド」)主催のITreview カテゴリーレポートにて

    参照元:THANKS GIFT

    13.アニバーサリーsupport system

    引用元:アニバーサリーsupport system

    アニバーサリーsupport systemは株式会社グリーンロードが運営するサービスで、従業員は母の日や家族の誕生日などの記念日に花にメッセージを添えて贈ることができます。

    • 従業員に付与する権利を4つのコースから選択可能
    • コース金額内で贈り方を自由に選択
    • 初期登録料+利用があった分のみの料金発生
    • 従業員が送り先を登録するシステムで人事負担を軽減

    参照元:アニバーサリーsupport system

    14. Udemy(ユーデミー)

    引用元:Udemy buisiness

    Udemy(ユーデミー)はアメリカの会社Udemy, Inc.が運営するオンライン学習のプラットフォームです。ビジネススキルの学習に役立つサービスで動画で受講する形式となっています。その法人向けサービスであるUdemy buisinessは、従業員のスキルアップを促進するためにいつでも、どこでも学べるオンライン動画コースが用意されています。

    • 定額制学び放題サービスで20名から契約可能
    • 「明日から使える」実務直結型の人気講座が法人パッケージとして提供
    • 20万以上を超えるUdemyのコンテンツから厳選された約9,500の講座を現場のニーズに合わせてタイムリーに提供
    • 時代のトレンドを押さえたビジネススキルから最先端のITスキルまで、幅広いレベルの講座を提供
    • いつでもどこでもコースにアクセスでき全員のオンデマンド学習が可能

    参照元:Udemy buisiness

    15. グロービス学び放題

    引用元:グロービス学び放題 法人向けサービス

    グロービス学び放題は株式会社グロービスが運営するeラーニングサービスで、社員の研修や自宅学習等で学びを支援しています。全従業員を成長させるeラーニングとして若手社員から中堅、管理職育成等に幅広く対応しています。

    • 導入実績3300社超
    • 法人向け育成サービスの累計受講者数約190万人
    • 動画コンテンツ2200コース・10000本以上
    • 育成目的に合わせて14のカテゴリから選択可
    • 学びを促進する便利機能が充実

    参照元:グロービス学び放題 法人向けサービス

    16. 日経電子版Pro

    引用元:日経電子版Pro

    日経電子版Proとは株式会社日本経済新聞社が運営するサービスで、通常の日経電子版に加えて限定の機能やコンテンツが搭載された法人向けのサービスです。より深い情報と、便利な機能でビジネスをサポートしています。

    • チームや取引先と記事を共有する便利な機能
    • 法人契約ならではのサポート機能あり
    • 1ライセンスにつき1名をサービス利用者として登録でき1ライセンスから契約可能
    • 業務に必要な情報は専門紙からも購読可能
    • 日経電子版の約5倍の企業情報

    参照元:日経電子版Pro

    福利厚生の導入で課題解決した企業事例

    福利厚生の導入によって課題解決した事例をご紹介します。

    従業員の運動習慣化に成功|社会保険労務士法人ベスト・パートナーズ

    社会保険労務士法人ベスト・パートナーズ様は、体重や体脂肪が気になるスタッフの健康を考えたときに初心者の運動実践や、健康習慣をサポートできるような制度や仕組みに興味を持たれ、chocoZAP(RIZAP)の法人会員を導入されました。

    従業員の皆様からは、必ずRIZAPやchocoZAPの店舗へ行かなければならないのか?などの懸念する声やジム通い初心者の中にはトレーニングマシンを使うどころか店舗に行くことにも抵抗がある様子が見られましたが、導入後は下記のようなお声が寄せられました。

    • 週末の買い出しのついでにchocoZAPに寄れるので週1で通えるようになった
    • 気軽に利用できるので、筋トレをするきっかけになった
    • chocoZAPが会社の近くにあり、5分くらいの運動なら続けられたので、習慣化できた
    • chocoZAPに週1回程度通うようになった
    • 体組成計とヘルスウォッチをいただき、健康ポイントも付くので、体重や血圧を毎日測る習慣がついた
    • もともと週1回の運動はしていたけど、週2~3回程度行うようになった。また、筋トレを行うことにより姿勢に気を付けるなどを意識するようになった
    • 筋トレをする習慣が身についた

    導入時にあった従業員の懸念に対してRIZAPとベストパートナーズ様がどのような対応を行ってきたのか、どのような対策を行った結果習慣化につなげることができたのかを下記の資料で詳しくご覧いただけます。

    ※ 本事例でご紹介している「ゴールドプラン」はchocoZAPステーションの前身サービスです。

    社会保険労務士法人ベスト・パートナーズ様の詳しい事例資料のダウンロードはこちら

    従業員が長く継続して働くための制度をパッケージ化|株式会社サイバーエージェント

    「女性活躍促進制度 macalonパッケージ」
    従業員が長く継続して働くことができる職場環境の向上を目指して9つの制度をパッケージ化した独自制度です。ユニークなネーミングには、「ママ(mama)がサイバーエージェント(CA)で長く(long)働く」という意味があります。
    女性特有の体調不良の際に、月1回取得できる特別休暇制度や、妊活休暇、卵子凍結補助、子どもの急な発病や登園禁止期間など、子どもの看護時に在宅勤務できる「キッズ在宅」、認可外保育園補助制度などです。

    参照元:サイバーエージェント 福利厚生

    ※2023年1月時点の情報です。RIZAP調べ。内容は変更される可能性があります。

    独自ルールで従業員の心と体の健康維持|日本マイクロソフト株式会社

    従業員の心と体の健康維持が手厚く、社内のマッサージルームがあり社員は月1回無料で施術を受けられる制度や、育児コンシェルジュ、介護コンシェルジュのサポートを受けることができます。また、ファミリーケアも手厚く、看護休暇年間20日、傷病ファミリーケア年10日、出産する女性には20週間の有給休業が付与されるなど独自のルールを設けています。

    参照元:日本マイクロソフト株式会社 福利厚生

    ※2023年1月時点の情報です。RIZAP調べ。内容は変更される可能性があります。

    仕事と育児・介護の両立支援を手厚く|楽天グループ株式会社

    仕事と育児・介護の両立支援が手厚く、楽天における産休・育休後の復職率は、99%です(2020年実績)。内閣府ベビーシッター割引券や、家事代行サービスの法人契約、社内託児所(楽天ゴールデンキッズ)、マザーズルーム(搾乳室)などを設置しています。
    また食事補助として、カフェテリアのあるオフィスでは朝・昼・晩3食の食事を基本無料で提供しています。
    楽天クリムゾンハウスサービスも充実しており、ヘアサロン、ネイルサロン、フィットネスジム、鍼灸&マッサージ、クリーニングなど、プロによるサービスを優待価格で受けることができます。

    参照元:楽天グループ株式会社 福利厚生

    離職率3%前後で推移|ソフトバンク株式会社

    ソフトバンク株式会社は福利厚生法人表彰・認証制度「ハタラクエール2022」にて優良福利厚生法人(総合)として表彰されています。

    福利厚生充実の背景には、「従業員が常に元気で活力に溢れていることが事業の継続的な成長や成功の実現につながる」とする考え方が根底にあります。チャレンジを後押しする風土を推進するためには、チャレンジを行う従業員の元気や活力が欠かせないという考えから、福利厚生を元気や活力を支える手段として充実させてきました。

    従業員やその家族に対して、レジャーやライフステージに応じたイベント、さらには将来設計に至るまで幅広く福利厚生メニューを提供し、従業員自身に合ったメニューを選択できるようにすることで元気に安心して力を発揮できる環境を整えています。

    そのメニュー選定においても現状の制度施策の継続だけでなく、従業員ニーズの把握も定期的に行っています。従業員満足度調査(ESサーベイ)にて福利厚生についても設問を設けたり、そこで得た回答から仮説を立て、追加の調査を実施して課題点やニーズを洗い出しています。

    また、グループ各社との人事部門の定例会議において福利厚生の情報交換・共有を行い良いものを取り入れています。

    こうした好待遇もあってか自発的な退職率は3%前後で推移しています。

    参照:福利厚生法人表彰・認証制度「ハタラクエール2022」事例集

    ウォーキングポイントをレジャーや薬代に|株式会社富士通ゼネラル

    もともと健康増進のためにウォーキングイベントを自社で開催していましたが、さらなる活性化を目指して福利厚生制度を活用しました。具体的にはウォーキングすることでポイントが貯まり、そのポイントをレジャーや常備薬の購入費用に充てられる制度があります。制度が浸透してウォーキングイベントの参加者も増え、当初の目標参加人数を達成しています。

    参照元:株式会社富士通ゼネラル

    健康状況予測システムで健康促進|ナガオ株式会社

    従業員の健康増進や健康寿命の伸長を目的に、将来的な健康状況を予測するシステムを導入しています。特に、食生活の改善に力を入れているのが特徴です。肥満傾向などが明らかになった従業員がいれば、アドバイスを行い将来的な不調を未然に防ぐ努力をしています。また、ランニングやスポーツ大会への参加なども積極的に行い、従業員の健康促進に一役買っています。

    参照元:ナガオ株式会社

    生産性向上につなげる施策|株式会社Eyes,JAPAN

    ユニークな福利厚生サービスが多く導入されているこちらの企業では、生産性向上のためにもさまざまな施策が講じられています。例えば「フリービタミン制度」として、朝食を抜いて血糖値が低下している従業員が簡単に食べられるように、フルーツを常備。また、15~30分の睡眠を認める「シエスタ制度」は、疲労回復し、午後以降の集中力持続に役立っています。どちらの制度も頭をすっきりさせ、生産性の向上につなげる施策です。

    参照元:株式会社Eyes,JAPAN

    採用力強化に手ごたえ|From One’s Heart株式会社

    求職者にとっても魅力的な制度の構築を目指し、従業員一人ひとりのニーズに合った働き方が選べる制度を考案しました。従業員のスキルアップや子育てと仕事の両立を可能にしたり、2年以上勤務した従業員は無期限採用になる点などを求職者にアピールしたりするなど工夫を重ねています。その結果、自社の福利厚生制度が面接で話題となるなど、手ごたえを感じているとのことです。

    参照元:From One’s Heart株式会社

    採用に関する問い合わせが増加|株式会社ユーソナー

    若手社員のライフスタイルに課題を感じていたことが起因となり、飲食系のサービスを充実させることでより魅力的な企業としてステップアップを図っています。例えば、昼食・夜食無料サービスや自販機ほぼ無料など、ひとり暮らしの従業員には嬉しいサービスを取り入れた結果、採用に関する問い合わせが増加しています。

    参照元:株式会社ユーソナー

    ※2023年1月時点の情報です。RIZAP調べ。内容は変更される可能性があります。

    chocoZAPステーション

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    自社に合った福利厚生サービスを導入するためのポイント

    福利厚生サービスの導入の際には、押さえておきたいポイントがあります。

    自社の従業員や企業にとって満足度の高いサービスとなるよう、以下で述べる点には注意しましょう。

    福利厚生の目的を明確にする

    福利厚生の目的を明確にすると、必要な予算内で満足できるサービスを導入できます。

    目的をはっきりと示さずにピックアップすると、必要でないものを選んでしまったり、後々プランを追加しなければならなくなったりと、手間も費用も余計にかかってしまう恐れがあります。

    例えば、採用強化や従業員満足度の向上、生産性の向上など「何のために導入するのか」という点をはっきりさせましょう。

    従業員のニーズを確認する

    従業員のニーズを把握するためには、導入前にはアンケートやヒアリングを実施し、意見を収集します。

    福利厚生にはさまざまなプランやサービスがあり、他社の導入事例を見ていると、良さそうなものが数多く見つかるでしょう。しかし、前述の通り、従業員のニーズは企業によってそれぞれです。そのため、他企業で喜ばれたものが必ずしも自社で歓迎されるとは限りません。

    実際に働く従業員の声を聞くことで、「自社に必要なものは何か」を見極めることができます。

    目的とニーズを達成するためのサービスを導入する

    目的とニーズを明確にし、それらを達成できるサービスは何かを検討しましょう。

    サービス内容や運用方法、料金体系などはさまざまです。自社に合ったサービスを選ぶには「目的を達成し、従業員のニーズを満たすものはどれか」という視点で選定することが大切です。

    定期的な見直しをする

    サービス導入後も、従業員のライフスタイルや価値観は移り変わります。そのため、定期的に今のニーズにマッチしているかをチェックし、必要に応じてプランを見直しましょう。

    特に注意すべきは、サービスの利用率です。数値が高いことは、満足のいくサービスが提供できていることを意味するため、問題ないでしょう。しかし、低い場合は再度ヒアリングを行うなどしてニーズをブラッシュアップすることが重要です。

    より良い制度にするための改善策を講じ続けることで、従業員の満足度の向上を図れます。

     

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